転職から1年が経った

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所属組織についての感想とか意気込みみたいなのは社内のesaに書いたので、転職体験に関する個人的な感想を書く。

意外とやれている気がする

ノンバーバルコミュニケーションなどに重心があった人々は、特に最近限界を迎えたり消耗しきったりなどしている声を聞くようになっているけれど、自分はかなり適応できている……というか自分の性質にあった環境に周りが変わってきていると思う。

自分は、おそらく考えていることが顔に出やすいほうなのでイラついてくるとあからさまに相手に伝わりやすい……と思う。 オンラインミーティングやテキストチャットへの偏心は、この自分の性質をうまいこと補ってくれるので助かっている。

また、自分は簡潔さよりも誤解を招かないことを重視したコミュニケーションをとる傾向があるので、口頭で同期的に話していると長くなりがち。 その点、テキストベースだと非同期にやりとりしやすくて「あ〜長い話してすまん〜」って気持ちが減ってやりやすい。

一方、自分ひとりのパフォーマンスが良くても仕方がないのでうまいこといくと良いなと思っている。いいなと思っているけど、現状、自分が能動的になにか手を打つつもりはあまりない。 自分より得意な人が考えてくれているし、そもそういうのは得意じゃないどころか下手まである。それに、自分が得意でかつやりたいことでまだまだやるべきことがあるのでそちらに目を向けたい。

「元同僚」ができて嬉しい

今回が初めての転職なので「元同僚」がたくさんできてとても嬉しい。

前職の同僚は頼れるし話していて楽しいけれど、同じ会社で働く同僚となるといろいろ思うところがあったり、そも目にしたり耳にしたりするものが同質になりがちな人とだけ話していて、本当にこれでいいのかな? と感じることがあった。 特に組織とかの話をする際がそう。

転職して所属も変わり、いろいろ見聞きするものごとが違ってくるにつれ、前職の同僚とたまに話すことが良い刺激になっていると感じる。 もともと交友範囲が広くなかったのですごくありがたい。

もちろんやりようによっては転職という手段をとらずともなんとかできたとは思うけれど、自分の場合はこうなったという話。

次のN年

前職に入社した時は30歳までには転職するだろうという漠然とした見立てがあった。

今はどうかというと、よくわからない。ただまた10年所属しつづけるかというと、あまりそういう未来は見えない。 所属組織がどうこうではなく、自分が10年以上同じ場所でなにかをやりつづけるイメージが持てないだけ。

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そもそも10年先も現役でソフトウェアエンジニアをやりつづけられるのか、けっこう怪しいとも思う。 自分が世間で通用しつづけられるか、という視線を持つために転職というエコシステムは意識しつづけるだろう。

一方で、背中を追い続けるだけではなく、背中を見せるということもそれなりに意識しなければならない気配は漂ってきている。 いいかんじの環境を得るためにとる自分の動きのレパートリーを増やすというのも当然考えなければいけないだろう。

まあ遠い将来のことはよくわからないので、元気に楽しくやっていきたいですね。以上です。