マウスなどのポインティングデバイスをつかったジェスチャ・ショートカットについて

ポインティングデバイスによるジェスチャ・ショートカットがイケていないのは、少ないジェスチャの組み合わせでショートカットをつくらなければいけないので、必然的に複雑で長い動作を必要とするところにある。

また、キーボード・ショートカットは組み合わせてつかいやすいようにモディファイアが用意されているのに加えて、キーひとつひとつに直感的な意味を持たせやすいところにある。たとえばMacでアプリケーションを終了するためのキーボード・ショートカットはCmd-Qだが、これはQuitからとっていると考えるとおぼえやすい。

また、キーボードはポインティング・デバイスより歴史が長く、キーボード・ショートカットの歴史も長い。たいていのOSのGUIフロントエンドではCtrl-CあるいはCmd-Cでコピーができて、Ctrl-VあるいはCmd-Vでペーストができる、といった積み上げがある。

Appleのマルチタッチ・ジェスチャは一貫性があるのに加えて種類が多すぎない、ジェスチャと実際の動作の齟齬が少なく、学習にかかるコストが少ないのがいい。

ポインティング・デバイスでショートカットつかいまくってる人は学習に対して富豪的なんだなあとおもいます。僕はもうちょっと節制したいのでキーボードをつかいます。