VisorというアプリケーションがMac OS Xにあります。ホットキーひとつでターミナルを呼び出すことができる、イカしたアプリケーションです。
これをUbuntuでも再現できたので、メモを残しておきます。
Ubuntu 10.04 + GNOME 2.30.2 + Compiz 0.8.4 という環境です。
compizconfig-settings-managerとcompiz-pluginsをインストール
$ sudo aptitude install compizconfig-settings-manager compiz-plugins
入れるものはこれだけ。
gnome-terminalのプロファイルを編集する
「常にメニューバーをデフォルトで表示する」のチェックを外します。
また、表示する行と列の数を調整しておきます。
ウィジェット・レイヤの設定を編集する
[システム] → [設定] → [CompizConfig設定マネージャ] → [デスクトップ] → [ウィジェット・レイヤ] → [動作]
[ウィジェット・ウィンドウ] にgnome-terminalを指定します。
(name=gnome-terminal)&(class=Gnome-terminal)
と入力しておきます。
[一般] タブで、ホットキーを変更しておきます。なんでもいいとおもいます。バッティングしないように。
この時点で、起動していたgnome-terminalは見えなくなるとおもいます。おもむろに、いま設定したホットキーを押してみましょう。画面が少し暗くなってターミナルが出てきます。
ウィンドウの装飾を排する
このままでも問題ないのですが、タイトルバーや影などの装飾は不要です。なので、gnome-terminalにタイトルバーなどを表示しないように設定します。
[システム] → [設定] → [CompizConfig設定マネージャ] → [エフェクト] → [ウィンドウの装飾]
[装飾適用するウィンドウ], [影を付けるウィンドウ] に以下のように入力します。
!(name=gnome-terminal)&!(class=Gnome-terminal)
ログインしたときに自動的にターミナルが起動するようにする
[システム] → [設定] → [自動起動するアプリ] に /usr/bin/gnome-terminal を追加します。
おしまい
これで快適なターミナル生活を送れます。現在、作業しているワークスペースに関係なく、ターミナルをどこからでも呼び出せます。
キーボード操作が映っていないのでわかりづらいですが、スクリーンキャストをあげておきました。どうぞご覧ください。