Gnome Doという、MacのQuicksilverに似たアプリケーション・ランチャがある。
あらかじめ設定されたキーバインドで起動し、インクリメンタル・サーチを利用してアプリケーションを選択、様々なアクションを実行する、という(たぶん)Quicksilverと比べても遜色のない機能を持っている。様々なアクションというのはアプリケーションの起動だけではなく、たとえばテキストを入力して、辞書アプリで検索、ということも行うことができたりする。アクションはプラグインで拡張できる。
ちなみにGnome DoはUbuntuのリポジトリに入っているので、パッケージ・マネージャからインストールすることができる。
% sudo apt-get install gnome-do
これでインストールは済む。
次に、Super-Space(WindowsキーとかCommandキーがそうらしい)で起動、右上の三角をクリックして "設定" を選ぶ。 "プラグイン" タブから "Alias" をクリックして有効にするとAliasプラグインが使えるようになる。
Gnome Doを起動して、別名をつけたい(つまりソースとなる)アプリケーションを入力して選択、Tabでアクションのほうへフォーカスを移し、aliasとでも入力するか、あるいは補完候補結果を選択するキー(デフォルトでは矢印下キーになってる)を入力するなどして "Assign Aliases..." を選択、もう一度Tabを押して別名を入力する欄へフォーカスを移す。別名を入力してReturn (Enter) で別名が設定される。
Ubuntuを日本語ロケールで使っていると、たとえば "端末" だとか日本語の名前のアプリケーションもあり、Gnome Doで補完、選択するには不便なので、こうやって別名をつけてあげるととても楽。
ところで、主に "端末" を起動するときに不便だという理由でこのプラグインを使ってみたんだけど、端末(ターミナル)の起動に関しては、システムでキーボード・ショートカットを設定することができる。
Ubuntuのメニューから、[システム]->[設定]->[キーボード・ショートカット]->[デスクトップ]->[端末を起動する]という項目にキーボード・ショートカットを設定すればいい。