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ことえりのアイコンがTIFFからPDFに変わった

Mac


aereal's
gist: 1453148 — Gist

こういうスクリプトを使って、AquaSKKのアイコンをことえりのそれで置き換えるというのをMacをインストールするたびに行っていた。

週末、Lionをインストールしなおしていつものようにこのスクリプトを走らせると "No such file" とエラー。

ls /System/Library/Input\ Methods/Kotoeri.app/Contents/Resources すると……TIFF画像がない。

そのかわりにあるのは Ainu.pdf などのPDFファイル。

ちなみにこれらのファイルの作成日は2011年11月末、更新日は今年の5月17日となっていた。

QuartzはPDFベースの描画モデルを採用しており、文字通りポータブルなフォーマットであることから、次期MacシリーズがRetina Display, あるいはそれに匹敵する超高解像度ディスプレイを採用するにあたって、解像度にあわせてスケールさせることのできるベクタイメージのフォーマットとして採用するつもり、なのかもしれない……。

iMacなどはともかくMacBook Airのような極薄の筐体では発熱や空間の制約により高性能なディスクリートGPUは搭載できなさそう。ベクタイメージは (適切なフォーマットを選べば) ポータビリティが高く、特に大きなサイズになればなるほど空間効率がよさそうではあるけど、描画にかかる負荷が気になる。

しかしAppleはQuartzの描画モデルとしてPDFベースのものを採用して、長らくチューニングしてきたであろうことは想像に易い。iPhoneiPadといった端末の主な利用シーンにおいて想定されるネットワークは細く安定しないことを鑑みると、プログラマブルSVGよりPDFを選ぶというのも自然であるし、むしろPDFを選ばない理由がない。

穿った見方をすればFlashの「締め出し」は、SWFというベクタイメージのフォーマットを放置してフォーマットの互換性地獄に陥いることを危惧してのことなのかもしれない。考えすぎのような気もする。

解像度に依存しないベクトルベースの描画エンジンを開発しつづけてきたわけで、とうとうその真骨頂ともいえるRetina DisplayがMacにもやってくるかとおもうとドキドキする。