エスケープ・キーをC-Spaceにする

screenをつかっていると、エスケープ・キー(デフォルトは ^A になっている)を打ち込む回数を数え上げることは、今までに食べてきたパンの枚数を数え上げるのに等しい行為である(たくさん打つよね)。

エスケープ・キーは、できるだけ押しやすいキーバインドである必要がある。しかも、ほかのアプリケーションのキーバインドとバッティングしないように配慮しながら。

今まで ^T にしていたんだけど、 Ctrl キーを小指で押しつつ、人差し指を伸ばして t を叩くのが辛くなってきたので、もっと押し易いキーを模索した結果、スペースに行き着いた。しかし、試してみようにも、 ^Space じゃだめっぽい。

man を読んでみるとわかるけど、 escape コマンドには、引数に8進数で表したキーコードを渡すこともできる。これを使おう。キーコードを調べる方法はいろいろあるとおもうけど、おれは Ruby を使った。

$ ruby -e 'puts ?\C-\s'
0

Ruby にはこんな便利な数値リテラルもある。すごい。0が帰ってきたので、これを escape コマンドに渡す。

escape \000\000

これでよし。いま、screen を起動していて、すぐに試してみたいのならコマンドモードから打つといい。 ^A : でコマンドモードに入り、 escape \000\000 と打ち込むだけ。

おれはVimユーザなので、C-Space はバッティングしなかったけど、たしか Emacs ではマークのセットに割り当てられていた気がする。コマンドモードから気軽に変えられるし、ぜひともいろいろなエスケープ・キーを模索してみよう。