VSCodeでJSONを編集する時にJSON schemaを指定して補完を効かせる

JSON editing in Visual Studio Codetsconfig.jsonなどはデフォルトで補完が効くが、これはsettings.jsonで追加できる。たとえばrenovate.jsonを編集する時はこういう設定を入れておくと便利。 "json.schemas": [ { "fileMatch": ["renovate.json"], "url": …

SlackとGitHub Deployments APIで疎結合なChatOpsを実現する

下記で紹介している /github deploy というコマンドは2021年4月9日の更新で現行のSlack連携からは削除された。 Removed deploy command and notification support: Today, the functionality provided by deploy command is very limited and doesn't addres…

1PasswordのChrome拡張どれ使えばいいのか問題

結論から言うとtouch IDを使いたいなら「Xじゃないほう」 1Password 拡張機能 (パソコンのアプリが必要) - Chrome ウェブストア macOS/Windowsで動く1Passwordアプリとプロセス間通信するバージョン vaultにDropboxなどが選べる 正確にはこの拡張自体はvault…

相対パス、絶対パス、相対URL、絶対URL

どう違うのか微妙にわかりづらいので表にした。 URL 相対パス 絶対パス 相対URL 絶対URL /hoge n Y Y n hoge Y n Y n file:/// n n *1 n Y https://example.com/ n n *2 n Y 便宜上、path-rootlessあたりを「相対パス」、absolute URIでないものを「相対URL…

『入門 監視』を読んでMackerelの良さを改めて実感した

読んだ。新サービスローンチ前に読んでおいてよかった。 目新しい話題はあまりなかった なんとなくこうだよね、と思っていることが確認できた 自信がなかったり理解が曖昧だったところを確認できた メッセージングキュー (はてなでいうワーカー) の監視メト…

typescript-eslint: monorepoでVS Codeからtsconfig.jsonのパスを正しく認識させる

typescript-eslintは型情報が必要なルールのためにプロジェクトの場所をparserOptions.projectで指定できる。monorepo構成の場合かつ相対パスで指定している時、 yarn workspace front eslint ... のように実行する場合は期待通りtsconfig.jsonを見つけてく…

制限されたIAMロールをAssumeRoleして安全に削除操作を実行する

AWS

三行 怖い操作をする時は許可するAPIコールを制限したIAMロールをAssumeRoleすれば安心 IAMユーザーにアクセス許可を委任するロールは同じAWSアカウントを指定することもできる 怖い操作をする時は許可するAPIコールを制限したIAMロールをAssumeRoleすれば安…

あなたとJavaダウンロード

#builderscon tokyo 2019で「自動作曲入門」について話した

自分のトーク speakerdeck.com デモはこちらです: musik 社内勉強会でやったトーク (『Scalaで自動作曲の練習』を社内勉強会で話した - Sexually Knowing) をベースにしています。 自分は資料を使い回して登壇することに強い抵抗を感じるので心苦しくあった…

Google App Engine Standard EnvironmentにScalaで書いたWebアプリケーションをデプロイ

してみた: GitHub - aereal/gae-scalaGAE SE (Google App Engine Standard Environment) のいわゆる2nd generationと呼ばれるgVisorで構築された世代でJava 8/11が使える。 GAE SE (Google App Engine Standard Environment) ではgVisor上で実行されるランタ…

#builderscon 2019で「自動作曲入門」というトークをします

8月29日の前夜祭から始まるbuilderscon tokyo 2019で「自動作曲入門」というトークをします。 以前、このブログで紹介したScalaで実装してみたものを発展させたものをベースにしながら「そもそも作曲という行為をソフトウェアエンジニアの視点で再解釈すると…

SVGから複数のfaviconを出力したり開発環境用に色を変えたりする

faviconやらapple-touch-iconやらいろいろ必要なアイコンが多い問題 開発環境と本番でfaviconを区別して事故を防ぎたい問題 ……などの話題がアイコン界隈にはあります。SVGを使ってどちらも解決してみよう! のコーナーです。 必要なアイコンを生成する icon-g…

BuildKitによるレイヤキャッシュのtargetは変数 (ENV, ARG) を展開してくれない

feature request: allow variables in the `RUN --mount=type=bind` values · Issue #815 · moby/buildkitRUN --mount=type=cache,target=${APP_DIR}/pkg/cache go get -v と書いても `${APP_DIR}` という名前のディレクトリが作られるだけです! びっくり! ✘…

HTTP関連のRFCで現れる `N#token` はカンマ区切りのリストを表す

1#header-token みたいなのは「少なくとも1個以上のheader-tokenがカンマ区切りのリストとして現れる」と読める。出典: A #rule extension to the ABNF rules of [RFC5234] is used to improve readability in the definitions of some header field values.…

aws-xray-sdk-nodeを使う時はexperimentalを入れよう、じゃないと最近のnpmパッケージとの組み合わせだと動かないぞ

タイトルがすべてです。AWS X-RayをNodeアプリケーションに組み込むaws-xray-sdk-nodeというパッケージがありますが、これを使う時はlatest (何もバージョン指定しないとこれ) ではなくexperimentalを入れると良いです。 yarn add -D aws-xray-sdk@experimen…

aws-xray-sdk-goを使う時はhttp.Client.Getとか使ってはダメで必ずcontext.Contextを渡さないといけない

Go

aws-xray-sdk-goというAWS X-Rayでトレースを記録する便利グッズがある。これはoutgoing HTTP requestも記録できるのだけれども、ある時を機会にトレースの記録に失敗するようになって試行錯誤したけど今日、IQ200になってすべてを理解した。 結論はタイトル…

#gcp Datastoreを使っているプロジェクトでCloud Firestoreを使うには

Firebaseのはなし。 Cloud Firestoreというものがベータ提供されている Datastoreの後継という位置付け DatastoreはGAEとかで良く見るあれ Cloud Firestoreは既にDatastoreを使っているプロジェクトだと勝手に使えないという罠がある 【GCP】Datastoreを作っ…

dockerの.envファイルむずかしい

docker-compose/dockerで使える.envファイルを、docker-compose/docker以外からも使えるようにしたい。 ちょっとしたスクリプトの実行時に source .env すれば環境変数が設定されるような体験がほしい。 が、実際には一工夫いる。 dockerの .env ファイルは …

@aereal/go-dsn: TypeScriptでgo-sql-driverのDSNを組み立てるNPMパッケージを作った

go-sql-driverのDSN (Data Source Name) をオブジェクトから生成するライブラリを書きました。 yarn add @aereal/go-dsn github.com 使い方をsynopsisから引用します: import { formatDSN } from "@aereal/go-dsn" formatDSN({ dbName: "test-db", passwd: "…

cdk-mackerel-container-agent: ECSのServiceにmackerel-container-agentを5行で追加

www.npmjs.com GitHubのリポジトリはこちら: GitHub - aereal/cdk-mackerel-container-agent: experimental: AWS-CDK library for mackerel-container-agent mackerel-container-agentを5行くらいで追加 先日、mackerel-container-agentがベータリリースされ…

GraphQL: gqlgenで指定されたFieldに応じてresolverの実装を変える

GraphQLのいいところとして、クライアントがリクエストごとに欲しいフィールドを明示するので、サーバ側はリクエスト毎にレスポンス返却を最適化しやすい、という点が挙げられると思います。gqlgenというGoのGraphQLライブラリがあり、これを使って実際に要…

2018年

もう7年目。主に仕事について。 大きな仕事と新しい仕事に取り組んだ一年だったと思う。this.aereal.org今年前半はHTTPS化という大きい仕事を担当した。やりがいはあったけれど正直に言えば重荷が降りたという気持ちが大きい。言葉を選ばずに言えば、2018年…

go-http-replay: VCRみたいに実際のHTTPレスポンスを保存してテストで再利用できるライブラリ

Go

を作りました。 github.com 外部HTTPリクエストをスタブするTest::WWW::StubというPerlのモジュールや、スタブするレスポンスをあらかじめ記録しておいた実際のレスポンスから再現するVCRというRubyのライブラリなどにインスパイアされました。 使い方はこう…

Ruby: 非ASCII文字列がパーセントエンコードされていないかもしれないURLもがんばってパースする

normalized_url = begin URI.parse(url) rescue URI::InvalidURIError URI.parse(url.gsub(/\p{^ASCII}/) {|s| URI.encode_www_form_component(s) }) end URL中の非ASCII文字列をパーセントエンコードしてない (例: http://example.com/?q=姉) と `URI::Inva…

TheSchwartzの失敗したjobとかerrorがいつどのように消えていくのか

この記事ははてなエンジニアAdvent Calendar 2018の16日目の記事です。 昨日はid:akiymによるOpenSSLはどこにいるでした。地味にOpenSSL系のモジュールはリポジトリのセットアップ時にハマりがちで、かつたまにバージョンアップでビルド引数の渡し方が変わっ…

Dockerの--link/Docker Composeのlinksはdeprecatedだった、気になる脱出先は? 年収は?

知らなかった……。 Warning: >The --link flag is a legacy feature of Docker. It may eventually be removed. Unless you absolutely need to continue using it, we recommend that you use user-defined networks to facilitate communication between tw…

「EC2 Container Service (ECS) のBlue/Greenデプロイメント」のコードを読む

EC2 Container ServiceのBlue/Greenデプロイメント | Amazon Web Services ブログ GitHub - aws-samples/ecs-blue-green-deployment: Reference architecture for doing blue green deployments on ECS.これら眺めてみる。 方針としてはLBのtarget groupをつ…

SNSで同僚をフォローするのをやめた

SNSというかTwitterで同僚をフォローするのをやめて精神衛生が良くなった。 一緒に仕事をするうえでパーソナリティも知りたいなと思って基本的にフォローしていたのだけれど、最近それによって楽しいとか便利と思うことより、きついと感じる機会のほうが多く…

『みんなではじめるデザイン批評』から学んだコードレビューのやりかた

同僚が社内グループに『みんなではじめるデザイン批評』を読んだ感想を書いていて、それが良かったのとそういえばこんなことあったなと思い出したので読んだ感想がてら書きます。 みんなではじめるデザイン批評―目的達成のためのコラボレーション&コミュニケ…

『エンジニアのためのマネジメントキャリアパス』はなりたてのテックリードが読んで安心できる良い本

エンジニアのためのマネジメントキャリアパス ―テックリードからCTOまでマネジメントスキル向上ガイド作者: Camille Fournier,及川卓也(まえがき),武舎広幸,武舎るみ出版社/メーカー: オライリージャパン発売日: 2018/09/26メディア: 単行本(ソフトカバー)…